生前整理アドバイザーのストーリー

【私がまだ生きているのはきっと、生前整理をして、後悔の少ない人生を歩めているからだと思います】

生前整理アドバイザー:北原 玲子

はじめは、生前整理のことを、ただの片づけだと思っていました。

大腸癌・乳癌を宣告された6年前は、生前整理という言葉も知りませんでしたし、生前整理が必要だという考えにも及びませんでした。

では、どうして生前整理の指導員にまでなったのか。
大腸癌と乳癌の術後、さすがに3月と8月の2回も癌の手術をすると、息子たちは2人とも私が死ぬかもしれないと思ったらしく、彼女を家に連れて来ると言い出しました。

そんな時に、大津代表の『片づけから始める生前整理』をリビングカルチャースクールの新聞で見つけました。
「息子の彼女が来るなら、家を片づけなくてはならない…」。それが私と生前整理とのご縁の始まりでした。
そして現在、子どもたちも結婚し、夫婦2人だけになりました。

主人とは、40年近く一緒にいるので、会話も減ります。
しかし私は、癌になったことと生前整理を学んだことから、感謝の気持ちをきちんと表現しなくてはならないということに気付き、「ありがとう」をきちんと言葉にするようにしています。

主人は、輝いているときの私のマイベストショットアルバムを見て、私の人生の中に自分がどれだけ大きく存在しているのかを改めて認識し、受け取ってくれました。

そして3回目、すい臓癌が発覚。
私本人は、すっかり癌を受け入れていたので、すい臓だろうとどこだろうと変わりはありません。しかし、主人はすい臓がんの発覚をきっかけに、私の葬儀やお墓について関わるようになり、即決で樹木葬の手続きをしてくれました。

さらに、4回目の肺がんの告知に至っては、私はすぐにその場で受け入れて、手術の日を決めて帰りました。
私にとって生前整理をするということは、死に面したときに「ああしたかった」とか「こうすれば良かった」と思うのではなく、後悔のないようにするということだと思います。

感謝の気持ちを伝えることや、間違いを認めて謝ることは、生きている間にした方が心安らかになるのではないでしょうか。

自分の生きた証は、受け取る人が負担にならないようにしたい。
「物・心・情報」全てにおいて用意しておくことは、私の心の平穏につながっています。
大腸・乳・膵臓・肺の癌になっても、私がまだ生きているのはきっと、今、生前整理をしてストレスがなく、思い残しや後悔の少ない人生を歩めているからだと思います。

そう思えるのも、会話が増え、理解してくれる家族のおかげです。

私は生前整理と出合い、「物・心・情報」の中の“心”に私は興味を持ちました。
その興味から、私は救われました。
私は命がある限り、そして体調の許す限り、生前整理を伝える活動を続けていきたいと思います。

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